箸休め話 ボーラスの値段と強さについて
2019年4月26日 Magic: The Gathering コメント (4)
新ボーラスについて、巷では強い、いや弱いという評価が分かれている
どちらの言い分もすごくよくわかる
言ってることは最もだし
価格についてはあれはボーラスというキャラ補正が入ってるし、何より初動の値段ほどあてにならないものはないので価格と強さはほぼ関係ないといえる
僕は以前新ボーラスを褒めちぎったが、それにはちゃんと理由がある
そこらへんをちょっと仕事サボりながら書いてみようと思う
ボーラスは強い? それとも弱い?
これに対する答えは
「ナンセンス」
です
これまで何度も言ってきましたが、TCGにおけるカードの評価は常に相対評価です
絶対評価として単体だけを見て強い弱いと断じること自体がナンセンスなのです
例えば稲妻は強いカードですが、1マナ5点みたいなカードがもしあればクソ弱いですよね
ショックが2点なのも3点だと相対的に強すぎたからです
そんなことはわかっている、スタンの新環境で相対的に強いか弱いかの話をしている
という話が聞こえてきそうですので、そちらの話をします
正直、どういうデッキが流行るかというのは運も絡むので断言できませんが、私はボーラスは使われるカードであるし、
そういう意味では強いカードだと思います
このカードを弱いと断じている方は、弱い場面を想定しているからです
(テフェリーに比べて、とか、盤面を押し切れない、とか)
先ほど述べたように、カードの強さは相対的であるため、状況で変動します。
つまり弱い場面を想定すればなんでも弱くなります
包囲サイだって焙り焼きされるから弱いと言われましたし、
フェニックスだって溶岩コイルされるから弱いと言われましたし、
何ならフェロキドンや鎖回しも稲妻の一撃で死ぬから弱いと言われました
あるカードに対して最適解を出しておいて弱いってのはバカバカしい話ですし
裏を返せばその対処カードが都合よくハンドにないと急にピンチになるカードってのは強いです
というか、僕の持論からいうと弱い場面を想定すること自体がナンセンスだと思います
思うに、強いカードというのは2種類あり、汎用性が高いもの、効率が良いもの(アドを稼げるもの)、決め手になるものです
あ、3種類や
エスパーコンにおける除去や、赤いデッキの稲妻の一撃は汎用性の高いものの枠です
最適解よりはマナ効率が悪かったりですが、腐りません メインに入れると便利な枠です
効率が良いものはドローソース全般やETBのついたクリーチャー等です
これ自体が勝ち筋になることは少ないですが、間接的に勝ちに寄与します
そして決め手、それだけで勝つ、もしくは勝てるカードです
テフェリーやボーラスはこのうち、決め手の枠になるカードです
そして、決め手になるカードのうち、特にコントロールはこの枠が1種類でも問題ないことが往々にしてあります
(前環境の青白テフェリーコンみたいな)
ようするに、その決め手の為にデッキを構築し、「そのカードが強い状況を作り出す」ことを目的としています
コントロールで言えば相手のカードを除去し、カウンターし、場をリセットしてから荒野にテフェリーを着地させます
そういった動きを前提、というか目的にしているので、逆説的にいうと「弱い場面」というものが限りなくない
(というかその状態になったら負け)ので、「こうなったら弱い」ということを論じることがそもそもの間違いなのではないかな
と思うのです
決め手に入るようなカードは、それを使うために他のカードでサポートする価値があるほどのカードです
普通のミッドレンジなどが普通に出す場面は想定してません
「こうなったら弱い、だから弱い」ではなく「こうなったら強い、だから強く使える」
というのが説得力があります
前者は実際にあるかどうかわかりませんが、後者は作れるからです
こちら先手で相手の4ターン目アクションをカウンター、こちら5T目にボーラスからの+1起動
相手は4枚しかない土地をサクるかハンド1枚ディスカード
返しでPW除去されたとしても既に1:3交換、除去できなければ更に被害は拡大していきます
これが考えられるスタンダードな強い場面だと思います
そのカードが強い場面、というのはいくらでも作ることができます
その時にめっちゃ強いならばそれはもう、強いカードと言えると僕は思います
殺戮の暴君が最初めっちゃ強いと言われながらもしばらく活躍せず、その後また評価されたのは、あのカードを使うデッキがコントロールでなかったからです
あれだけで勝つというプランが取れなかったので、あれの為にオールインすることができず、結果弱点が残ってしまったので使われたり使われなかったりしました
コントロールにおける決め手枠というのは、強い場面を作った場合に強ければそれで良いのです
それ以外の場面は想定すらする必要がないんです
どちらの言い分もすごくよくわかる
言ってることは最もだし
価格についてはあれはボーラスというキャラ補正が入ってるし、何より初動の値段ほどあてにならないものはないので価格と強さはほぼ関係ないといえる
僕は以前新ボーラスを褒めちぎったが、それにはちゃんと理由がある
そこらへんをちょっと
ボーラスは強い? それとも弱い?
これに対する答えは
「ナンセンス」
です
これまで何度も言ってきましたが、TCGにおけるカードの評価は常に相対評価です
絶対評価として単体だけを見て強い弱いと断じること自体がナンセンスなのです
例えば稲妻は強いカードですが、1マナ5点みたいなカードがもしあればクソ弱いですよね
ショックが2点なのも3点だと相対的に強すぎたからです
そんなことはわかっている、スタンの新環境で相対的に強いか弱いかの話をしている
という話が聞こえてきそうですので、そちらの話をします
正直、どういうデッキが流行るかというのは運も絡むので断言できませんが、私はボーラスは使われるカードであるし、
そういう意味では強いカードだと思います
このカードを弱いと断じている方は、弱い場面を想定しているからです
(テフェリーに比べて、とか、盤面を押し切れない、とか)
先ほど述べたように、カードの強さは相対的であるため、状況で変動します。
つまり弱い場面を想定すればなんでも弱くなります
包囲サイだって焙り焼きされるから弱いと言われましたし、
フェニックスだって溶岩コイルされるから弱いと言われましたし、
何ならフェロキドンや鎖回しも稲妻の一撃で死ぬから弱いと言われました
あるカードに対して最適解を出しておいて弱いってのはバカバカしい話ですし
裏を返せばその対処カードが都合よくハンドにないと急にピンチになるカードってのは強いです
というか、僕の持論からいうと弱い場面を想定すること自体がナンセンスだと思います
思うに、強いカードというのは2種類あり、汎用性が高いもの、効率が良いもの(アドを稼げるもの)、決め手になるものです
エスパーコンにおける除去や、赤いデッキの稲妻の一撃は汎用性の高いものの枠です
最適解よりはマナ効率が悪かったりですが、腐りません メインに入れると便利な枠です
効率が良いものはドローソース全般やETBのついたクリーチャー等です
これ自体が勝ち筋になることは少ないですが、間接的に勝ちに寄与します
そして決め手、それだけで勝つ、もしくは勝てるカードです
テフェリーやボーラスはこのうち、決め手の枠になるカードです
そして、決め手になるカードのうち、特にコントロールはこの枠が1種類でも問題ないことが往々にしてあります
(前環境の青白テフェリーコンみたいな)
ようするに、その決め手の為にデッキを構築し、「そのカードが強い状況を作り出す」ことを目的としています
コントロールで言えば相手のカードを除去し、カウンターし、場をリセットしてから荒野にテフェリーを着地させます
そういった動きを前提、というか目的にしているので、逆説的にいうと「弱い場面」というものが限りなくない
(というかその状態になったら負け)ので、「こうなったら弱い」ということを論じることがそもそもの間違いなのではないかな
と思うのです
決め手に入るようなカードは、それを使うために他のカードでサポートする価値があるほどのカードです
普通のミッドレンジなどが普通に出す場面は想定してません
「こうなったら弱い、だから弱い」ではなく「こうなったら強い、だから強く使える」
というのが説得力があります
前者は実際にあるかどうかわかりませんが、後者は作れるからです
こちら先手で相手の4ターン目アクションをカウンター、こちら5T目にボーラスからの+1起動
相手は4枚しかない土地をサクるかハンド1枚ディスカード
返しでPW除去されたとしても既に1:3交換、除去できなければ更に被害は拡大していきます
これが考えられるスタンダードな強い場面だと思います
そのカードが強い場面、というのはいくらでも作ることができます
その時にめっちゃ強いならばそれはもう、強いカードと言えると僕は思います
殺戮の暴君が最初めっちゃ強いと言われながらもしばらく活躍せず、その後また評価されたのは、あのカードを使うデッキがコントロールでなかったからです
あれだけで勝つというプランが取れなかったので、あれの為にオールインすることができず、結果弱点が残ってしまったので使われたり使われなかったりしました
コントロールにおける決め手枠というのは、強い場面を作った場合に強ければそれで良いのです
それ以外の場面は想定すらする必要がないんです
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